この本を読みました。「さざなみのよる」

 

ずいぶん前に読んだ本です。


読書欲にかられ



本を次々に購入し、どれから読もうか



パラパラっとページをめくり始めたら止まらなくなり



二日間で読み終えてしまいました。



後で知ったのですがNHKでドラマ化もされていたそうです。







で、今更レビュー的な。ね。





音楽でも聴きながらどうぞ
 



雨の日の読書にアンビエント
 

 

Between Now and Never

Arathorn










その本がこちら


さざなみのよる  木更 泉







2014年発売ですが今更です。はい。









では、内容と感想を。



{内容}

小国ナスミ、享年43歳。


息をひきとった瞬間から、


その死は湖に落ちた雫の波紋のように


家族や友人、知人へと広がっていく。


命のまばゆいきらめきを描く著者5年ぶりの感動と祝福の物語!
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


{感想}


主人公「ナスミ」は物語冒頭でガンを患っており


しかも末期という状態から始まります。


ナスミはガンを感じさせないほど元気ですが...


物語の序盤ですぐに亡くなってしまいます。







その「ナスミ」の生きてきたなかでの「思い」と


これから生きていく残された家族、友人、知人たちの


「思い」を紡ぐ展開に冒頭から泣けました。









人が一人、生きていくということ



その(一人)に関わる大勢の人たち



ひとりの人間が生きていくというのは



すごく重みのあることなんだと再自覚させられました。



死と生は表裏一体であることも。






そして死者となっても、残された人たちの胸には


コトバが伝わり、残り、生き続けるんです。






誰もがいずれは訪れる「死」というテーマで


読み始める前は少し重たすぎるとおもっていました。





それでも、さばけた性格で


「だからぁ、死ぬのも、生きるのも、いうほどたいしたことじゃないんだって」


男前なナスミらしい一言に「ハッ」とさせられました。






生きることにビビり、死ぬことにもビビってる



そんな自分に喝を入れられた気分でしたね。






僕も「ナスミ」のように


あっけらかんと男前に人生を歩んでいきたい。


そうおもいます。







そして人一人の人生はこれだけ多くの人に影響を


与え人間関係に広がりがあること。


そのことに改めて気づかされた作品でありました。





いなくなったナスミを生きてるみんなが思い出し


それぞれに気づき、学び、前を見て進んでいくサマは


悲しみから立ち上がる勇気と


ナスミの存在感の大きさを感じましたね。








僕ももし、この世からいなくなったときは


ナスミのようにいろんな人から思い出してもらえるような


人生をおくりたいですね。





読後は気持ちが柔らかく穏やかで優しくなれて


人の存在意義、そして存在する価値とはなんだろう?


そんなことを考えながら


少しうるっときてしまいました。








誰かを失った人、前を向きたい人



そんな人には、ぜひ読んでもらいたい1冊です。





くれぐれも電車の中で号泣しませんように。

 

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