美容師としてのやりがいを感じる瞬間

 

 

誰しも仕事に携わっていると


やりがいを感じる瞬間というものがあると思うんです。


僕の美容師としてのやりがいを感じる瞬間は何か?









ふと、考えた時に


様々なシチュエーションが浮かびますけど


やはり一番はお客さんが帰り際に


目を輝かせて「ありがとう!」と言ってくれる瞬間であるのは間違いないです。








10代で始めた美容の仕事は


アシスタント時代、美容師として仕事を覚える段階は


すべてのことが初めての体験で


楽しさを感じ


苦労もあったけど、練習を重ね


日々のサロンワークの中でどんどん上達していく技術を


自身も体感として感じることで


充実感とやりがいを感じました。








20代になり


管理職(チーフ、店長)を任されるようになると


様々な問題にぶつかり悩みも多くなったんです。


自分もまだまだ「ヘタレ」なのに


人を育て教育し


その上でお客さんを満足させて、日々仕事をこなすのは


かなりしんどかったですね。





でも、そこで得た経験と知識が


今では、確かな”成長”と”責任感”として自身の糧になってます。









20代半ばから独立してお店を経営していくにあたって


最初は右も左もわからなく経営者としては


かなり戸惑いも多かったけど


異業種の経営者の方とも交流が増え様々な話をしていくなかで


ちょっとずつ手応えを感じはじめ美容師としてのやりがいは


さらに深めていきました。









独立してからはお店のコンセプトも白紙状態で


自らがお店のコンセプトを作りそれに向かって


仕事をしていくことになりますが

(勤めていた頃は会社の理念に沿った仕事しかできないので自分を抑えて会社の目指す方向にしか向けない息苦しさは常にあった。)


そこに新たなやりがいを感じるとともに


比重して責任もどっしりと重くのしかかってきました。







自ら立ち上げたお店に来てくれるお客さんと


勤めていた頃のいわゆる雇われの身で


お客さんを担当するのではかかってくるプレッシャーが比べ物にならないほどです。


雇われの時はあまり実感としてはなかったんですが


今、思えば会社という大きな後ろ盾と


自分ばかりが責任を負わなくても良いという甘えがあったんです。


その分、もちろんやりがいも比べ物にならないです。







そして、独立後は自分の代わりもいないので


自身が病気になるわけにはいかず、25歳にしてタバコは一切やめました。








独立して一番困ったのが確定申告で


それまで一切の経理事務関係を行ってこなかったので


全く訳がわからないんです。





幸い、父が銀行員、そして嫁さんが簿記を持っていることもあり


一から教わりました。






経理を覚える事で経営にも興味が出てきました。


お店を経営、マネジメントする=お客さんの満足度を高める


これからの課題でもあり、永遠のテーマです。








そして40代になった今、美容師になり


25年が過ぎた訳で


その中で培った技術と経験で


あらゆるテクニックと知識を使い


髪の毛と向き合い


そして人生経験を経て


「髪」という共通の話題を通して


様々な年代の方と交流ができ、関われる事は


僕の中で美容師という職業の一番の魅力になっています。










年配の方には色々な人生経験を教えて頂き


同年代には共通した話題がたくさんあり


若い方との交流は新たな発見が沢山あり


そんな方々のヘアスタイルを担当させてもらって


様々な髪質の髪と向かい合い


いろいろなデザインや薬剤知識の引き出しから


スタイルを作り上げ


喜んでもらい


冒頭のように「ありがとう!」と言ってもらえれば


それまでの苦労は吹っ飛び


オキシトシン(幸せホルモン)全開で


嬉しさとなんとも言いようのない高揚感は


もう、一種の麻薬のようなもんです。







40代になった今


そういったやりがいを肌で感じつつ


今日もまた、ハサミを持つんです。

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